2011年12月6日火曜日

車体課税の抜本見直しについて

おはようございます

//一言自己紹介//
Perfumeの3人の名前が言えないどころか区別がつきません
税理士の大野賢二です

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
今現在、税制調査会による税制改正の審議真っ最中です

その中で車体課税に対して議論が進んでいます

車体課税とは重量税と自動車取得税を廃止するかどうか

経済産業省と財務省で意見が分かれています


経済産業省は経済の活性化のため

自動車産業を全面バックアップということですね


財務省は税収確保のため

その規模2.5兆円

兆ってもはや想像のつかない単位ですね


道路整備などの財源として必要なもの


自動車産業が盛んな自治体、愛知県とかは廃止推進

公共事業がまだまだ必要な自治体は廃止反対


国も地方も、組織や立場が違えば意見も違う

どれが正解か

は正直分かりません


クルマ社会である群馬県は

経済産業省の資料によると

1世帯あたり収入に占める取得税の割合は

東京都を100とした場合

全国第1位愛知県の199に次ぐ

全国第2位の189だそうです

約2倍の負担



こういう資料は統計の角度や目的によって

意図された結果となりがちなので

単なる感情論だけでは判断できないですけれども


道路を使用する自動車の所有者が

道路財源を負担するというのは

ごく当たり前の考えに思えます



経済を活性化させて

産業界からの所得による税負担で道路財源を負担するのは

少し違うのではないかというのが自分の考えです


クルマが無いと生活できない

と、車社会の群馬県ではよく言われますが

クルマがあるから便利なだけであって

なければ不便ではあるけれど

生活できないなんてことは無いと思います

むしろ、「クルマが無いと生活できない」ような生活をしているだけでしょう


戦後は舗装道路なんてほとんどなかった

みんな歩きや自転車

それでも立派に生活していた

周囲の商店で資材の確保やコミュニティも活性化されていた


バスや電車といった公共交通機関では

公共の場というモラルが育まれていた


自動車の普及で道路が必要になり

産業は活性化されたけれども

失った文化もあるし

急増する負担も底が見えない


たしかに道路が舗装されて

デコボコではないキレイな道路は

気持ちが良いですし便利です

しかし

地面は地球からの借り物と思えば

使用する自動車にもありがたみを感じる必要がありますし

しかるべき税負担をするのは仕方ないことだとも思えます


自分も毎日通勤で車を使用していますが

たまには自転車や徒歩も必要かなと

自分自身を戒める気持ちになりました


便利の裏には

地球に対してなにかしらの負担があることに気付いた一こまなのでした


参考

平成23年度 第22回 税制調査会(12月5日)資料一覧


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

今日もお読みいただき
ありがとうございました!

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
【今日の予定】
午前:事務所内務
午後:講演会
夜:帰宅


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

ブログ記事に対するコメントや
他の質問などお待ちしております

お気軽に投稿していただけると
とても嬉しいです

ブログの励みになります!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

◆facebookもやってます★
http://www.facebook.com/kenzi.ono

読んでくれる方の共感が
何よりのご褒美です
 ↓↓↓

0 件のコメント:

コメントを投稿