2012年10月6日土曜日

真説「伝習録」入門を読み始めてます

おはようございます

//一言自己紹介//
耳かきをすると何故かむせます
税理士の大野賢二です

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陽明学を学び始めて約四ヶ月
毎月一冊の課題本を読んでいます

次回の課題本はコチラ
昨日手元に届き読み進めています

真説「伝習録」入門―人生を変えるには、まず思いから


『陽明学って何なのか?』

学び始めるまでは知識も情報もアンテナを張っていないので
何がなにやらつかみどころがなかったというのが、正直なところでした

未だ、一言で分かりやすく説明できません(^^;)

でも、
陽明学研究家の林田明大先生の著書を何冊か読み進めていくと

バラバラだったものがぐるっと一回りして
まん丸のキレイな整頓された状態とまでは行かなくとも
不揃いながらも自分の頭の中で整頓されてつながってきている気がしてます
だんだん身に染込んで行くようになるんです

解説の文章を読んでいて
違うように書いてあっても同じように読み取れたり
はたまた
同じように書いてあっても違うように読み取れたり

肌感覚なのですが、分かるような気がするんです

いったいどっちや?
分かってるのか
分かっていないのか

何が言いたいのだお前は?
と、感じるかもしれませんね

とりわけ
魅力や価値観の共有というのは
各人の実体験の中にしかなくて、

共有できる人には
言葉を超えて共有できますが

共有できない人には
幾ら言葉を尽くしても説明できるものじゃない
と思います

自分がココで陽明学はとても良いですよ
コレコレこういうことなんですよ!

と説明しても
伝わる人には伝わり
伝わらない人には伝わらない


実践や実体験などを通して理解を重ねるごとに深まって
言葉を超えたところで共有できる感じでしょうか

ただし
共有できないことを諦めているわけでもないです

結局のところ
自分がココに書く理由は

何かしら興味が沸くようなアンテナの広い人が居るかもしれないし
いずれは同じ価値観を共有できるのかなぁと

そんな希望と期待を込めながらの
本の紹介をしたいと思うのでした

勿論違った意見、違った考えというのもとても大切

違いがあるからこそ
本質に気付くこともできる、と


まだ最初の方しか読んでいませんけど
目次を見ただけでもワクワクしてきます

どんな内容かは後日にまわすとして

あとがきに書いてある内容を転載してみたいと思います

陽明学は、完璧な人間、超人になることを求めているわけでは決してない。
このことは強調しておかなければならないと、この「あとがき」執筆中の段階で気づいた次第。
そのことについて、王陽明は次のように述べている。
「後世の人々は、聖人となる基本は、天理そのものになることだということをわきまえずに、逆に、知識(の量)や才能(の大小)ということで聖人を追求した。
(そこで)聖人はなんでも知っているし、どんなことでもできる人のことだから、我々はぜひとも聖人の膨大な知識・才能を一つひとつもにしてこそはじめてよろしいのだと考えた。
その結果、天理そのものになることに努力することをなおざりにして、無意味にも、精力を使い果たして、書物を研究し、物の名称を考察し、事跡を調査して、知識が博くなればなるほど、人欲はますます旺盛になり、才能力量が豊かになればなるほど、天理はますます覆われてしまった。
ちょうど、他の人が万鎰の純金を所持しているのを見てとって、自分の純度を高めてその人の純金に劣らないようにすることにつとめないで、わけもなく重さを増すことを求め、その人と同じく万鎰の重さになることをつとめて、すず、鉛、銅、鉄などをやたらと混ぜ込むから、重さが増せば増すほど、純度は低下してしまい、あげくの果てには、もとの金までがなくなってしまうようなものである」(『伝習録』上巻)


1999年出版の本です
13年経過したといえど全く色あせない

最近のビジネス書ブームに乗ったノウハウ本や
エンターテイメント性のあるネタ本とは質が違いすぎます

決して知識を広げるのが目的ではないです
アタマでっかちでは駄目
そうではなく
心を鍛えることこそ重要なこと
どうやって心を鍛えるのか?
そういうことへの気付きやモノの見方考え方を学ぶのです

でもそれって結局
努力や我慢をするってことでしょ?

と一括りにまとめるわけには行きません

ならばどうする?

色々な疑問が浮かび、答えを求めようとするなら
陽明学の本を手に取ることをオススメします

答えが書いてあるのは間違いないです

ただし
その答えを正しく読み取れるかどうかは
読み手の心の熟練度によって変わってくるほど
ものすごく奥の深いものであると
ちょっとばかりかじった自分としての感想です

アタマの善し悪しではない
むしろ知識が多いとそれが邪魔するかもしれません

まさに
スターウォーズのフォースです

考えるな!感じろ!
Don't think. Feel!


ということで
秋の夜長のこの季節

人間力を高める本を手にするのも
よろしいのではないでしょうか?


真説「伝習録」入門―人生を変えるには、まず思いから

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【今日の予定】
一日:西沢渓谷へハイキング

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今日もお読みいただき
ありがとうございました!

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